TMU Social Anthropology
研究 教育 大学院入試 社会人類学年報
  • Japanese
  • English

学部教育

2018年4月11日更新
 
首都大学東京人文社会学部(人文・社会系)では、学部2年次から専門コース・分野に進みます。社会人類学研究室(社会人類学分野)は、各年度、最大19名の新2年生を受け入れています(定員をこえる希望者がいる場合には、1年次の成績を基準に選抜しています)。
 
社会人類学分野への所属を希望する1年生には、「文化人類学A・B」「アジア・アフリカ社会論」の履修を推奨しています。
 
新2年生は、「社会人類学基礎演習」(少人数ゼミ)と「社会人類学A・B」(講義)を履修し、社会人類学の基礎を学びます。「社会人類学基礎演習」は、少人数教育実現のため、2クラス制を採用しています。「社会人類学基礎演習」では、夏休みの研究成果を発表する場として、10月初旬に恒例の合同ゼミ合宿を実施しています。
 
3年生、4年生が履修する「演習」科目(文化人類学演習I、II、社会人類学演習I、民俗学演習、地域研究演習、民族誌研究演習)は、各教員がそれぞれのテーマで開講するゼミ科目です。社会人類学分野では、複数のゼミを履修することを推奨しています。「社会人類学演習II」は、調査実習科目です。これまで、伊豆諸島、佐渡島などをフィールドに、調査実習を実施しています。
 
4年生は、卒業論文にとりくみます。
 

社会人類学分野提供科目一覧授業紹介卒業論文リソース

 

社会人類学分野提供科目一覧

2018年度の社会人類学分野提供の授業科目は、次のとおりです。
必要度Aの科目は必修科目、必要度Bの科目は必修選択科目に相当します。
2018年度は「文化人類学演習I」ならびに「民俗学演習」は非常勤教員が担当します。
 
授業科目名
単位数
必要度
履修年次
担当者
授業内容
基礎ゼミナール
2
A
1
 
文化人類学A
2
A
1, 2
綾部
全学基盤科目(社会人類学分野推奨科目)
文化人類学B
2
A
1, 2
石田
全学基盤科目(社会人類学分野推奨科目)
アジア・アフリカ社会論
2
B
1, 2
綾部・石田
全学教養科目(社会人類学分野推奨科目)
(基)社会人類学基礎演習
4
A
2, 3
深山
社会人類学基礎文献の講読
(基)社会人類学基礎演習
4
A
2, 3
池田*
社会人類学基礎文献の講読
(基)社会人類学A
2
A
2
綾部
異文化理解の理論・方法・学説史
(基)社会人類学B
2
A
2
小田
異文化理解の理論・方法・学説史
※民俗学特殊講義
2
B
2, 3, 4
東アジアの民俗文化
※地域研究特殊講義
2
B
2, 3, 4
田沼
地域研究の視点と方法
※民族誌特殊講義
2
B
2, 3, 4
小田
社会の記述と文化の解釈
※文化人類学特殊講義
2
B
2, 3, 4
小田
文化研究の最前線とスキル
※社会人類学特殊講義
2
B
2, 3, 4
石田
社会人類学の基礎理論・方法
※文化人類学演習I
4
B
3, 4
佐川*
社会研究の最前線とスキル(深山ゼミ)
※文化人類学演習II
4
B
3, 4
綾部
世界システムと文化の現在(綾部ゼミ)
※社会人類学演習I
4
B
3, 4
石田
社会組織・社会構造(石田ゼミ)
※社会人類学演習II
4
B
3, 4
田沼・深山
フィールドワーク論
※民俗学演習
4
B
3, 4
飯島*
東アジアの民俗誌(何彬ゼミ)
※地域研究演習
4
B
3, 4
田沼
地域研究の現代的課題(田沼ゼミ)
※民族誌研究演習
4
B
3, 4
小田
民族誌研究の現代的課題(小田ゼミ)
民俗学実習
2
B
3, 4
浅野*
民俗学の理論・方法・学説史
社会調査の国際比較 2 B   ラッタナー* 人類学と現代社会(英語講義)
社会人類学特論演習
4
A
4
全教員
卒業論文作成の指導
卒業論文
10
A
4
全教員
卒業論文作成
 
(基):主に2年次対象の基礎的な専門教育科目。  
※ :内容の異なる場合には重ねて履修できる科目。
氏名* :非常勤講師。
 

授業紹介(2018年度シラバスから)

綾部ゼミ(文化人類学演習II)
米国において文化人類学の初学者のために編まれた英語のサブ・リーダーであるAnnual Editions: Anthropology(41st edition)を用い、身近な話題(特殊)から人間の本質(普遍)に迫っていく。インドにおいて自閉症児の母であることはどのような社会的意味を持つか。バイリンガルの認知構造はいったいどのようになっているのか。人が何かを「気持ち悪い(yuck)」と思う感覚はどのようにして文化的に育まれていくのか。我々はアマゾンの事実上の未接触民族とどのようにしてつきあっていくべきか。これらはすべて同テキストが過去のバージョンで対象としていたトピックである(なお、同テキストの内容は重複しつつ毎年変更されるので、今年度版がどのようなトピックを網羅しているかはまだ分からない)。
 
飯島ゼミ(民俗学演習)
「民俗学とは何か」という基礎的な知識を習得するとともに、卒業論文を作成するための予備的な訓練をおこなう。具体的には、前期は学説史を中心に日本民俗学の成立と展開をたどり、主要な民俗学者の果たした貢献や役割を検討する。後期は、通過儀礼を通して日本人の一生や生死観を検討し、生命観の根底をなすものを探りたい。
 
石田ゼミ(社会人類学演習I)
本演習は、主に学部3、4年次生を対象に、社会人類学における古典的著作の講読と参加型ディスカッションを行なう。本年度は、前期にマリノフスキーの著書『未開社会における犯罪と慣習』ならびに同訳書所収の論文「文化論」の輪読をおこなう。後期は前期購読のテキストにできるだけ関連づけるかたちで研究発表(テーマ自由)をおこなう。

小田ゼミ(民族誌研究演習)
概念やカテゴリーによって構成されるリアリティから抜け落ちるアクチュアリティをどのように捉えるかという人類学的な課題について、「自己や体験の代替不可能性」という視点から議論する。そのために、自己や体験の代替不可能性を扱っている民族誌的文献を講読しながら、現代社会における「生き方」について考察し、討議する。
 
佐川ゼミ(文化人類学演習I)
近年に日本で出版された民族誌を読解し、現代人類学の問題意識と方法、射程を理解する。
 
田沼・深山ゼミ(社会人類学演習II)
フィールドワークをもとに得られた民族誌的データをいかに表現し伝えるかを、実践的に学ぶ。各自がその時点で最も関心を持ち調査可能な対象を選び、実際に聞き取りを行い作品化するプロセスを通じて、自ら考え行動し、人に伝えるという質的調査の核心を体得するのが目的である。
 
田沼ゼミ(地域研究演習)
学生が、身近な問題をどのような視点で捉え、論文化するかを実践的に学ぶ。社会の様々な事象に関する人類学的な視点と切り口を、講読と議論、研究計画の立案を通じて実践的に身につける。
 

卒業論文

卒業論文執筆要綱(2015年度版)
 
はじめに
本要綱は、卒業論文の執筆に際してのガイドラインとして作成されたものである。したがって、書式不備を理由に卒業論文を不可にするための絶対的なルールではない。細部については、随時指導教授と相談しながら進めていってほしい。卒業論文の成否は、在籍した4年間の最終的な充実度を左右する重要なものである。諸君がなんらかの達成感とともに執筆を終え、晴れ晴れとした気持ちで卒業していくことを願う。
 
A 基本的様式
 
1. 分量
20,000字以上(400字詰原稿用紙50枚相当以上)とする。手書きは不可。
*本文末尾に総文字数を明記する。
*英文での執筆を希望する場合のワード数等については指導教授に相談すること
 
2. 1ページあたりの字数・行数
40字×36行(1,440字相当、ワードの初期設定に同じ)とする。
*製本時の見やすさを考慮して、左側の余白を十分に設けること。
 
3. 用紙等
A4版の用紙を縦で使用。片面印刷。横書き、左綴じとする。
 
4. 使用ソフト
原則としてMS-WORD(Windows版、 Mac版)を用いる。
*それ以外のソフトを用いるときには指導教授と相談すること。
 
5. フォント
原則として日本語についてはMS明朝(10.5ポイント以上)、英数字についてはCentury(10.5ポイント以上)を用いることとするが、必要に応じてゴシック体や別のフォントを使うことを妨げない。
 
6. 書式
引用文献の提示の仕方、参考文献リストの作成といった書式については、日本文化人類学会が発行する学会誌『文化人類学』(旧民族学研究)の「執筆細則」に準ずること。
※ただし、要旨・二段組は不要
 
B 装丁等
 
人文・社会系教務係の規定(2015年11月頃に掲示予定)にしたがう。
例年の形式は以下のとおり。
(1)フラットファイルA4版(黄色)
(2)縦書き、横書きいずれも可。鉛筆書きは不可。
(3)表紙および扉には論文題目、総ページ数(本文のみ実枚数:参考資料等がある場合は各自判断すること)、指導教授名、コース、分野名、学修番号、氏名を、本文にはページを記入すること。
(4)論文題名が外国語の場合は、表紙および扉に日本語訳を併記すること。
 
C 構成
 
論文は、原則として以下の構成をとるものとする
(※印は必須要素。必須要素がひとつでも欠けている場合には書式不備とみなす)。
 
・表紙(※)      上記の書式に従うこと
・目次(※)      章、節、項などに分け、各々の開始ページを明記する
・図表一覧・略語集・用語集・凡例等
・本文(※)      最低2章以上で構成すること
・謝辞
・注(※)       事項注のみ、脚注として各頁下部に来る場合もあり
文献注の付け方については、「執筆細則」を参照
・参考文献(※)   詳細については「執筆細則」を参照
・参考資料一覧、Web Site一覧  新聞記事、一般誌の記事、Web Siteなどの情報を使用した場合。なお、Web Siteを参考資料として提示する際は、①サイト名、②管理者名(ない場合は省略可)、③URL、④サイトの最終更新日もしくは執筆者による最終閲覧日を正確に記入すること。
・附録(参考資料、図表など)
 

リソース

 

 

 

Contents